ベトナムサロンベトナムの少数民族レクチャーの報告

 6月17日(日)に、日越友好協会大阪府連事務所に於いて、「ベトナム少数民族」についての話しが行われました。
今回の企画は、8月に催行する『ベトナム中部高原の旅(少数民族に会いに)』に先駆けて、少数民族の事を「もっと知ろう!」という事で開催されました。

 当日は予想をはるかに超える40名弱の方々が参加されました。

桃木至朗氏(大阪大学大学院)の楽しい話しのもと、時間もあっと言う間に過ぎてしまったひとときでした。
また、当日はベトナムのデザートである『チェー・ダオ・サィン(緑豆ぜんざい) 』 も作り、耳と舌で味合うベトナムサロンとなりました。

以下は、参加者の方からの感想です。

 

一瞬、「バリ?それとも沖縄?」と思わせるような音楽が流れ、チェー(ベトナム風ぜんざい)の甘い香りが漂うなかではじまった6月の「ベトナム・サロン」。今回は、大阪大学の桃木先生によるお話を中心に、ベトナム少数民族について学びました。 ベトナムの少数民族について知る機会が少ないだけに、その生活や文化の多様性には > 驚かされるばかりで、「多民族国家ベトナム」を認識!美しい民族衣装や音楽につい > てだけではなく、現在、少数民族が抱える問題などについてのお話もあり、1日で彼 > らの存在がぐっと身近になりました。 当日は参加者30名以上という大盛況。それぞれの自己紹介も少数民族のお話と同様、おもしろ楽しく、インパクトのあるものでした。外は夏を思わせる暑さで、ビールを 片手にベトナムに暮らす少数民族に思いを馳せる一日となりました。

川越様

 

 「少数民族の世界」 ベトナムは、公式で54の民族からなる多民族国家です。そのうち、私たちがふつうベトナム人と呼ぶベト族(キン族 )が総人口の約85%を占め、残りを53の少数民族が占めています。 かつて、少数民族の生活や文化は遅れたものとみなされ、同化主義的な政策に基づくベト化が進められてきました。 ドイモイ以後は観光資源としての価値やその多様性が認められるようになり、現在、少数民族の布や籠はベトナムの 代表的な土産物となっています。 6月のベトナムサロンでは、様々な地理的、歴史的、文化的背景をもつ少数民族の世界に触れ、ベトナムの多様性と多 民族状況にみられる諸問題に迫りました。

吉本様