ベト日のホアン会長死去
ベトナム日本友好協会会長のヴー・トゥエン・ホアン教授(69)が、糖尿病のため2月26日に逝去されました。
ホアン教授は作物の品種改良で知られた農学・生物工学の専門家で、ベトナムの科学者を代表して共産党中央委員にも選ばれ、科学技術の世界でのドイモイ(刷新)を推進されました。
同時に、ベトナム日本友好協会会長として、1991年以来たびたび来日するなど、友好の促進につとめてこられ、大阪にも91年1月、95年8月、2000年10月などに来訪されました。有名な文化人ヴー・ゴク・ファンの息子であるホアン教授は、ご本人も絵や詩をよくし、大阪でも上手な似顔絵を教授に書いてもらった方を複数見た覚えがあります。
私自身も、91年の初来日の際に当時の勤務先の大阪外大にお迎えしたり、京都から名古屋へとご案内する機会があったのですが、教授の気さくな人柄が印象に残っています。
友好協会本部と大阪府連では、それぞれすぐに弔電を送りましたが、ここにあらためて、ベトナム日本友好協会とご遺族に心からお悔やみを申し上げたいと思います。
桃木至朗(大阪府連理事長)