2007年末に訪問した感想です。
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A.「子ども達の感想」特集
今日の授業はとてもすばらしくて楽しかったです。ありがとう。先生はベトナムの子どもを愛してくれています。先生の授業はわかりやすかったです。一番重要なことは私たち(ベトナムの子ども)が理解したかどうかです。私はとてもよく理解できました。先生ありがとう。お元気で。 (レ ヴァン ハン 女子)
今日は先生の授業が受けられてとても楽しかったです。授業もおもしろくてすばらしかったです。先生はとてもわかりやすく教えてくれました。もしまた機会があれば、先生の授業を受けたいです。おみやげをくれてありがとう! 大切に記念にとっておきます。
(グェン カム バン 男子)
先生の授業はとても興味深くて、すごかったです。先生はベトナムの教科書にはないようなことを教えてくれました。とてもわかりやすくて、できることなら、もっと先生に教えてもらいたいです。またいつか教えてほしいです。
(レ ティ トゥイ リン 女子)
僕は今日のような授業がとても好きです。先生がとてもわかりやすく教えてくれたので、また、先生方の授業を受けたいとずーっと思うと思います。それと、授業の最後に見せてくれた手品はとても上手でした。先生のことが好きです。
(ファン ミン 男子)
授業が終わって、僕は興味深くて、わかりやすかったと思いました。授業は今までで一番おもしろくて僕でも電気のことがわりました。それと、カーボンも電気を通すことがわかって、驚きでした。来年、また会えることを願っています。これからもお元気で。
(チン クァン ミン 男子)
とてもすばらしい授業でした。なぜなら、この授業は私に多くのことを教えてくれました。授業を通じて、交流を学習することもできました。日本の先生方は、私たちにとてもよく教えてくれました。だから、私は先生方がとても好きです。なので、来年も先生方が来て、またすばらしい授業をしてくれるといいです。
(グェン ティ トゥイ ユン 女子)
先生の授業は魅力的でとてもおもしろかった。先生たちにもっと授業をたくさんしてほしい。
(ドァン フーン リン 女子)
先生の授業はとてもおもしろくて、興味深かったし、わかりやすかった。先生もとてもやさしかった。私は先生の授業がとても好きです。来年また学校に来たら、授業をしてほしいです。 (グェン テイェン アィン 男子)
今日の授業はとても興味深くておもしろかった。先生はおもしろくて話しやすかった。またいつか先生の授業を受けたいです。
(グェン ドゥック マン 男子)
先生の授業はとても楽しくておもしろかった。また教えてほしいです。
(グェン クィン チャム 女子)
今日の授業はとても興味深かったです。先生はたくさんの素晴らしいことを教えてくれました。また、先生の授業を受けたいです。
(グェン コック トゥー 女子)
今日の先生の授業はとても楽しくてすばらしかったです。先生はとてもわかりやすく教えてくれました。来年、また先生の授業を受けて知識を広げたいです。すばらしい授業をしてくれてありがとう! (グェン レ ナ 女子)
今日は、電気を通すもの、通さないものの授業が受けられてとてもよかったです。また教えてほしいです。 (レ アイン チュン 男子)
授業中、とても楽しかったし、興味深かった。先生はわかりやすく教えてくれるので、先生の授業がとても好きです。いつかまた先生の授業が受けたいです。
(レ フーン チャオ 女子)
私は今日の授業がとても好きです。また、先生方に教えてもらいたいです。
(ロアン 女子)(この子は日本語ができる)
今日の授業は興味深くて、すばらしかったです。日本の先生方が来てくれて、私はとてもうれしかったです。だから、あしたもまた先生に教えてほしいです。
(チン ゴック ニャット 男子)
僕は武田先生の授業がとてもたのしかったです。授業はすばらしくて興味深いものでした。先生方がまた来て授業をしてくれるとうれしいです。
(ヴー ドゥック フイ 女子)
武田先生へ、先生の授業はとても興味深くすばらしかったです。先生は日本人でベトナム語がわりません。なので、授業中、時々わからないこともあったけど、みんな先生のことがすきです。いくつかの問題は不安になることもあったけど、とても魅力的な授業でした。僕はとっても先生が好きです。ずっと忘れないでしょう。
(レ タン ナム 男子)
今日は多くのことを知ることができて、とても楽しかったです。ありがとうございました。
(レ マン フーン 男子)
武田先生の授業がとても好きです。授業はとても興味深かったです。先生は“金属と電気を通すもの”を教えてくれました。来年もまた、先生に会いたいです。
(チャン トウ ハー女子)
今日の授業を受けての感想は、とてもおもしろくてすばらしかったです。色いろなことが興味深く、例えば鉄がよく電気を通すことや木やプラスチックは電気を通さないことなど。またいつか先生の授業を受けたいです。
(レ ビン コン 男子)
武田先生の授業はとても興味深くて面白かったです。先生のおかげで知識が広がりました。きっと私たちは先生の写真を見て先生を思い出すでしょう。また先生に会えることを願っています。 (グェン ティ ゴック マイ 女子)
今日の授業中、先生はとてもわかりやすく教えてくれました。授業は興味深くて面白かったです。また先生方が私たちの学校へ来て、たのしい授業をしてほしいです。
(ラー ティ トゥイ アィン 女子)
武田先生の授業で、電気について知ることができました。先生の授業はとてもわかりやすかったです。来年も来て、授業をしてほしいです。
(レ ティン ダット 男子)
武田先生がとてもわかりやすく教えてくれたので、今日の授業はとても楽しかったです。金属について私は何も知りませんでした。でも、先生が電気を通すものについて教えてくれました。実験をして教えてくれたので、先生の授業がとても好きになりました。また教えてくれるとうれしいです。
(ホー ジェム クィン 女子)
今日の授業はとても楽しかったです。先生の授業はとてもわかりやすかったです。また来て教えてください。 (グェン ソン ラム 男子)
先生の授業がとても好きになりました。先生は銅や鉛について教えてくれました。
(ヴー タン コン 男子)
今日の授業は楽しかったです。いろいろなことが興味深くてとても面白かったです。先生は教え方が上手です。先生がとても好きになりました。来年も先生にあって、もっとおもしろいことを教わりたいです。お元気で。
(ファン トゥイ リン 女子)
今日の授業はとても面白かった。先生はわかりやすく教えてくれて、興味がわいた。先生の授業をたくさん受けてもっとスペシャルな実験ができるようになりたい。
(カオ スァン ソン 男子)
授業の感想:勉強するのが好きになりました。先生がわかりやすく興味深いことを教えてくれたので、また、いつか先生の授業が受けたいです。先生が好きです。また会いたいです。 (ルー チャン ニャン 女子)
武田先生の授業はわかりやすくて、おもしろくて、上手でした。また来て私たちに教えてほしいです。先生のことは忘れません。 (ダン アィン ミン 男子)
実際訪れたハノイの街は、実に活気にあふれていた。特段、ものが満ちあふれているわけではないが、路上で働く人々の顔つきは、とても生き生きとしていた。
それは今日より明日が、物質的にも精神的にも豊かになるだろうという、将来に対する確固とした楽観性から来ていたように思う。この点は政権与党でさえ、もはや夢を語ることができなくなった日本との対比で考えると、とても興味深い。
人間の豊かさとは、自身をとりまく環境を今より良いものにできるという期待感に、大きく左右されるのではないかと考えさせられた。もちろん、現在のベトナムが政治的民主主義や経済的諸条件が十分な水準にあるとは思えない。
今後、市民社会が成熟していくには、幾多の困難があるのだろう。しかし日本政府によるアジア・太平洋戦争期の侵略と、ベトナム戦争期の米国支援の問題を捨象して、私たちは外的な批判にとどまることはゆるされない。日本のような帝国主義的なそれではなく、豊かな近代化のあり方をともに考えることが大切だろう。
私個人も、日本近現代史研究を通して、日越友好のために貢献していきたいと思う。社会の多様な発展のあり方を考えることは、行き詰まりをみせている日本の将来にとっても、大きな糧となることだろう。
(大月英雄)
日越友好協会のお陰で、2年にわたってベトナムを訪問し、小中学校の子どもたちとの授業を体験させていただけました。
子どもたちは日本もベトナムも変わりありませんでした。みんな人なつっこくて元気です。いきいきと光輝いています。この国の未来を象徴しているようで嬉しくなりました。
この地球上の全ての子どもたちが、戦争のない平和な環境で、みんなみんな幸せに暮らせるようになってほしいです。
(渡辺慶二)
昨年,同じ仮説実験授業研究会の大先輩であり、古くからの友人でもある渡辺慶二さんから紹介していただいた、日本ベトナム友好協会大阪府連合会のベトナムツアーに参加して、念願のベトナムの小中学校で授業ができたことは、本当にかけがえのない体験として強く心に焼きついています。感想のひとつ。「僕は今日のような授業がとても好きです。先生がとてもわかりやすく教えてくれたので、また、先生方の授業を受けたいとずーっと思うと思います。それと、授業の最後に見せてくれた手品はとても上手でした。先生たちのことが好きです。」 (ファン・ミン 男子)
(かつてベトナムに語学留学したことのある私の次女に訳してもらいました)
他にも素敵な感想がいっぱいありました。また、タイ族の村でのゆったりとした時間、日本の侵略やベトナム戦争のつめあとまた、日本からの支援の蓄積や実際などあらためて印象づけられました。参加された皆様とのたのしいやりとりもたのしい思い出として心に焼き付いています。
(武田芳紀)
広瀬さんと「何の授業にしようか」と相談し、やはり「作って遊べる楽しい図工の授業にしよう」と「ビュンビュンごま作り」と「折り紙遊び」になりました。ディエンビエン第二小学校の3年生の教だんに立ったときのあのくいいるようなキラキラとした子どもたちの目が、今でもあざやかに思い出されます。はじめは添乗員の手さんに通訳してもらっていたけど、途中から日本語のまま、身ぶり、手振りで教えても何となく通じあえる子どもたち、うまく回らない子ども一人一人に手を取って教えてあげると、みんな回せるようになり、みんなの前で発表会。休み時間には「サインぜめ」に合い、スターになったよう。本当にかわいい子どもたちです。 (坪 健治)
『45年史年表』を見ると、その62ページにタインホア省経済使節団が来阪した時の写真が載っています。日付は1996年6月10日です。
その中に府連の杉原さんの息子さんのクアンさんがいます。
その時の話し合いがきっかけとなり、ディエンビエン小学校の校舎建替えへの資金協力をしようということで、11月に「小学校を贈る会」を組織して取り組むことになりました。
その年からキャンペーンを始めたのですが、やはり「実際の小学校の様子を見てこなければ・・・・」という声もあり、翌97年7月に小学校を訪問しました。
そこで老朽化した校舎の実情、3部制の授業という劣悪な状況を目の当たりにしました。その報告をまとめた冊子も発行し、さらに資金カンパを積極的に旺盛に広げました。おかげで11月末には1千万円を突破するまでになりました。そして1998年8月、小学校を訪問し「2階建て第2棟完成式」(第1棟は5月に完成)に列席することができました。そして1999年12月(夏休みの8月は小学校は年度末の休暇中なので、訪問し易い時期で授業がある時といえば12月になってしまいます)以降、毎年のように訪問団を派遣してきました。
一方、タインホアからは2003年には教育視察団として小学校のテー校長とトァン副校長を迎え、2005年には小学校から児童4人を「子ども大使」として(付き添いの先生も2人)迎えました。
そうした交流の上に、今回の10年目の訪問がありました。
12月24日にタインホアに着き、ホテルでタインホア省のベトナム日本友好協会のフンさん、クアンさん、小学校のトァン校長と2人の副校長との交流、打ち合わせをしました。訪問団からは、今回は10年目の訪問となること、1日分の授業を考えてきていることを伝えました。トァン校長からは私たちを歓迎するとの挨拶があり、授業もどのクラスでやってもいいとの返事でした。
25日、小学校へ到着、歓迎の旗を持ったこどもたちの出迎えを受けました。驚いたことに1階が吹き抜けとなった3階建ての校舎が入って右側に新築されていました。昨年の12月には2階建て校舎が正面と左右に合わせて3棟あったのですが1棟増えていました。あとで聞けば訪問団にあわせて21日に完成したとのことです。私たちはその3階の会議室に通されました。
トァン校長から歓迎の挨拶がありました。タインホアと大阪の友好が発展していること、小学校もよくなってきて政府から2回も賞をもらうことができたと話されました。訪問団からも挨拶とともに10年目の記念にファックス機をプレゼントしました。この交流の席に10年前に在学していた児童が2人、成長した姿を見せてくれました。また大阪に迎えたことのあるテー前校長も同席されました。
挨拶のあと若干の休憩をはさんで3時間目から、それぞれが計画していた教案に沿って授業が始まりました。授業の様子を確かめに教室に入るとこどもたちの生き生きした表情が飛び込んできます。説明に食い入るように注目していることがよくわかります。見ていてうれしくなります。授業の終りの太鼓が鳴らされると外へ駆け出していきます。
昼休みには食堂で給食があります。大勢の調理員が働いていますが、彼女たちは「教室での昼寝」(窓を閉めて暗くした教室机の上に布団を敷いて昼寝する時間があるのです)のための布団の上げ下ろしも手伝っていました。私たちもこどもたちと同じ給食をいただきました。
以前は3部制や2部制の時がありましたが現在はそういうこともなくなり、午後の授業があります。昼休みは給食と昼寝を入れて2時間40分もとってあります。午後もいろんな学年の教室に入っての授業がありました。あちこちの教室を見て廻りましたが、印象に残っていることの1つは原爆の話=折鶴と佐々木貞子さんの話=が教材にあったことです。日本よりも平和教育に力を入れているような気がしました。
そしてもう1つは子どもたちの書く字が丁寧できれいことです。授業が全て終了して下校時間となると親たちがバイクで次々と迎えにやってきます。私たちも会議室に戻り、お礼と別れの挨拶をしました。子どもたちの絵を手渡されましたが、さらに3月15日までに追加分を届けてもらう約束も交わして、ホテルに帰りました。それにしても元気一杯の子どもたちの中に1日身をおくと結構疲れました。
26日には中学校を訪問しました。前日の情報で、ちょうど試験の時期と重なったため予定した授業ができないとわかり、急遽1クラスだけ1時間という条件で可能ということで、その案を決めて行きました。到着してトー校長から挨拶を受け、フエで刺繍された「ホー主席の家」の額をプレゼントされました。「ミルクフルーツ」を食した後、授業をしました。ごく短時間で次々と入れ替わっての授業でしたが、生徒たちはよく笑いながら楽しんでいたようです。あとで図書室も見せてもらいました。子ども達も入って記念撮影してから別れました。
午後、タインホア市内を見学したのち、夕食時に交流会を持ちました。友好協会からフンさんとクアンさん、そしてクアンの奥さんのサンさん、小学校の先生4人と中学校の先生3人で合計10人をお招きしました。その席で中学校のトー校長も友好協会の会員だと知りました。
なごやかな雰囲気での食事をすませて記念撮影をして散会しました。・・・・と、ここまでで訪問団の団長としての私の任務が終りました。あとはマイチャウとハノイの見学がありましたが、訪問団の報告はとりあえず以上です。授業の内容に関わる報告は後日に予定しています。
(文責 今西 保雄)
ページ中に紹介出来なかった画像を、スライドショーにまとめました。子ども達の笑顔を見て下さいね!